ロシアの観光期を行ったことないけど書いてみた
今年の夏にロシアに旅行に行きたいと思っているけど、仕事の関係で行けるか分からない。
そこで、行ったつもりでおすすめのロシア観光プランを作ってみる。
もし、行けることになったら、記載した通りのプランを行けば良い。
ベストシーズン
まず、いつ行くか?
ロシアの場合は、なかなか「今でしょ!」とはならない。
冬が異常に寒いからだ。
1月は最高気温でも氷点下、夏でも夜はかなり寒そうだ。
↓こちらのサイトで月ごとの気温や天気の情報、服装のサジェストが確認できる。
ロシア旅行おすすめ観光情報・世界遺産一覧地図・ベストシーズン
ロシアの治安
正直、ロシアに治安が良いイメージは無い。
テロのイメージもあるし、ネオナチのような外国人排斥的なイメージもある。
実際、外務省の治安情報では「十分、注意して」渡航してくださいだ。
ロシアの観光地
では、ロシアの観光地にはどのようなものがあるのだろうか?
大国ではあるが、気候も治安も観光向きではない、この国に行く魅力はあるのか?
モスクワの観光スポット
ロシア観光と言えば、芸術の都サンクトペテルブルクというイメージもあるが、まずは首都のモスクワから。
この街はロシアの政治の中心地なので、冷戦の象徴クレムリンがある
クレムリン
クレムリンとは、城壁を意味し、モスクワのクレムリンはモスクワ川沿いの旧ロシア定刻の宮殿を指す。
現在も大統領府があり、プーチンが国政を指揮している。
写真を見る限り、クレムリンの城壁や建物にはあまり惹かれるものがない。
しかし、クレムリン内にある武器庫、ダイヤモンド庫は面白そうである。
武器庫では、武器だけでなくロシア帝国の金、銀器のコレクションや馬具、衣装、王家の品が展示されているようで、ロシアの歴史をかいま見れそうです。
また、ダイヤモンド庫には、オルロフという世界一大きいダイヤモンドがあるそうだ。
ただし、地球の歩き方によるとダイヤモンド館は入場料の割に対したことが無いのであまりおすすめではないらしい。
赤の広場
かつては社会主義の象徴であり、感慨深い思いのある人もいるようだが、自分のような「冷戦」を知らない世代にはそこまでの思いもない。
きっと、日本の多くの人が、これから世界はどうなるんだという思いを抱きながら、テレビで赤の広場のパレードを眺めたことだろう。
ポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)
「あっ、見たことある!」と誰もが思うであろう、カラフルなタマネギ寺院。
高さは46mで玉ねぎは9つあるらしい。
世界で最も美しい建築物の一つとされ、同じものを作れない様に統治者のイヴァン4世が設計者を失明させたというエピソードまである(嘘らしい)
以上がモスクワの中心部にある観光スポット3選である。
スターリン・クラシック様式
モスクワにはスターリン・クラシック様式という独特の様式のビルが7つあるようだ。
これは、ニューヨークのビル群にコンプレックスを抱いていたスターリンが1950年代に建築したもので、現在も威厳に満ちた姿で現存するようだ。
モスクワに行ったら、ぜひ探してみようと思う。
ノヴォデヴィチ修道院
近くに湖があり、金のタマネギが光輝いている。
モスクワの市街地の端の法にあるが、地下鉄の駅が近いので、アクセスはよさそうだ。
トロイツェ・セルギエフ大修道院
モスクワから北北東に70Kmほど離れたセルギエフ・ポサートという街にある世界遺産認定の修道院。
こちらは、金のタマネギを中心に、青のタマネギがそびえ立ち、荘厳である。
ただし、モスクワから電車で1時間30分かかるため、タマネギ修道院好きでないかぎりわざわざ行くことは無いだろう。
モスクワの観光スポット(芸術編)
芸術が好きなので、芸術関係のスポット(美術館や歌劇場)は要チェックです。
ロシアで芸術と言えば、サンクトペテルブルクですが、モスクワも首都なので、それなりに芸術鑑賞できるスポットがあります。
トレチャコフ美術館
ロシア絵画を中心にコレクションされている美術館です。
19世紀の豪商トレチャコフが創設しました。
ロシア絵画が中心のため、あまり知っている絵画はないようです。
新館の方に、マレービッチの黒い正方形があるようです。
プーシキン美術館
モスクワの実業家、シチューキンとモロゾフがパリで印象派を中心に買い集めてできた美術館です。
マティスのコレクションが有名で、有名な「金魚」の絵があります。
昔、大阪の中の島美術館で開催されたプーシキン展でこのマティスの「金魚」を見て、感動した記憶があります。
3次元の世界が独特の空間配置で2次元のキャンバスに収まっていて、また、カラフルで陽気な色使いが印象的な不思議な絵でした。
美術館は市街地にあるようで、ぜひ訪れたいですね。
ボリジョイ劇場
有名なオペラ・バレエ劇場です。
内装は極めて豪華なようです。また、2011年に階層され、最新の音響設備を誇る様です。
ドストエフスキーの家博物館、トルストイの家博物館
ロシアが誇る2大巨匠の家の博物館です。
ドストエフスキーの「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」は大学生の頃に読んで、衝撃を受けた小説です。家博物館に行く価値があるのかわかりませんが、最寄りの施設に行くことがあれば、寄りたいですかね。
また、この他にもモスクワにはチェーホフの家博物館、ゴーリキの家博物館、スクリャービンの家博物館、チャイコフスキーの家博物館、スタニスラフスキーの家博物館など、様々な家博物館があります。
サンクトペテルブルクの観光スポット
芸術の都のサンクトペテルブルクはロシア観光のケインにする人も多いでしょう。
サンクトペテルブルクへのアクセス
空路ではヘルシンキ、プラハなどから行けるようです。もちろん、ロシア国内線もあります。
列車では、ヘルシンキ、パリなどの国際線もあり、モスクワとの往復は1日10往復以上あるそうです。モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ寝台列車赤い矢号というのが有名なようです。
血の上の救世主教会
サンクトペテルブルクの目抜き通りであるネフスキー大通りにある有名な教会。
モスクワのポクロフスキー教会と同じ様にネギがある構造だが、ポクロスキーが1560年に立てられたのに対し、こちらは1907年と新しい。
おどろおどろしい名前の由来は、こちらの教会が暗殺された皇帝の息子が、暗殺された場所に父の死を惜しんで作った教会だからだそうです。
スモーリヌイ
青と白のコントラストが美しい元女学校
聖堂の最上部は展望台になっている様で、実は玉ねぎ屋根の建築物である。
ペトロパヴロフスク要塞
実際は、戦争で使われることがなく監獄として使われていたようだ。
ペテルゴーフ
サンクトペテルブルクの南西30Kmにある宮殿。
エルミタージュ美術館前の船着場から高速艇で30分のアクセス。
ゴージャスな庭や建物が鑑賞できそうです。
ツァールスコエ・セローとエスカリーナ宮殿
ツァールスコエ・セローというサンクトペテルブルクから南に25Kmのところにあるエスカリーナ宮殿という皇帝の夏の住まいだった場所が最近大人気だそうです。
琥珀の間という部屋全体が琥珀色の部屋があり、第二次世界大戦でドイツ軍が琥珀部分を持ち帰ってしまったのを最近修復したスポットが人気の様。
確かに、写真を見ると、見応えがありそう。
サンクトペテルブルクの芸術スポット
いよいよ、芸術の都サンクトペテルブルクの芸術鑑賞スポットです。
エルミタージュ美術館
エカチェリーナ2世が買い集めた美術品が元になった美術館で、ロシア革命後は貴族から没収した美術品が集められたそうである。
世界屈指のコレクションとなっており、本館はロマノフ朝時代に立てられた王宮。
収容作品はレオナルド、ラファエロ、ティツィアーノ、カラヴァッチョなどのイタリア・ルネサンスやバロックから、ルノワール、ゴッホ、モネ、セザンヌなどの印象派まで豊富。
アクセスは、サンクトペテルブルク地下鉄海軍駅下車の様。
カラヴァッチョの「リュートを弾く若者」があるのでファンとしては、ぜひ行ってみたい。
「罪と罰」登場スポットを巡る
サンクトペテルブルクはドストエフスキーの「罪と罰」の舞台となった街で、小説の登場スポットを巡ることができるようだ。
ラスコーリニコフの住んでいたアパートや高利貸しの老婆が殺害されたアパートはちょっと行ってみたいですね。
マリンスキー劇場
モスクワのボリジョイと並ぶ有名歌劇場で、オペラやバレエを観てみたい。
「眠れる森の美女」や「クルミ割り人形」はこの劇場から生まれました。
現在は、ちっちゃい指揮棒で有名なワレリー・ゲルギエフが総裁を努めています。
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー
現在はユーリ・テミルカーノフが指揮しているが存在感はやや薄めだろうか。
以上がサンクトペテルブルクの観光スポット。
芸術関連の施設は皇族の避暑地が多いのもあり、モスクワより居心地が良さそうである。
モスクワ・サンクトペテルブルク以外の観光地
最後に、モスクワとサンクトペテルブルク以外の観光地を調べてみました。
ロシアは世界の総陸地面積の11%を占め広大ですが、観光地はそれほどありません。
キジ島
モスクワ、サンクトペテルブルク以外で唯一、行ってみたいと思えるのがキジ島。
島全体が景観保存区となっており、漆黒の玉ねぎ屋根寺院があります。
この教会は、釘を一本を使わずに立てられたそうです。
見に行ってみたいですね。
キジ島へはペトロザヴォーツクから船で1時間15分。ペトロザヴォーツクへはモスクワ、サンクトペテルブルクからそれぞれ夜行列車が出ています。
モスクワから夜行⇒ペトロザヴォーツク/キジ島/ペトロザヴォーツク⇒夜行でサンクトペテルブルクへ
という行程であれば、モスクワ/サンクトペテルブルク間を移動する間に1日取れば行けますが、なかなかの強行日程になりそうですね。
シベリア鉄道
(仕事も何もやることがなければ)一度は旅してみたい?シベリア鉄道。
ウラジオストクからモスクワまで乗りっぱなしで7日間かかるようです。
シベリア大陸横断鉄道(シベリア鉄道)の旅 |旅のテイラーメイド専門旅行社 こだわりの旅
ちなみに、しらなかったのですが、シベリア鉄道には支線があり、北京→ウランバートル(モンゴル)を経て、シベリア鉄道と繋がっているようです。
ロシア旅行記のまとめ
最後に、本当にロシアに行った人の実際の感想や旅程が分かる旅行記のまとめ
女性ひとりで、モスクワ、サンクトペテルブルク、キジ島に行かれた方の記録です。
夜行列車にも乗っています。
こちらは、冬(12月)にモスクワに一人旅された方の旅行記。