IT/ソフトウェア業界でのビジネス職キャリア

IT/ソフトウェア業界でのビジネス職キャリアを考える材料を発信していこうと思います。

社会人の5年間で後悔したこと

18年間の12の後悔

僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと」という本を読みました。

著者は、小説家になりたいという夢を持ちながら、京都大学を卒業し、百貨店に就職。

18年間勤めた後に、行き詰まった感覚を持ち、退社。

奥さんと2人で始めたビジネスが現在はうまくいっているそうです。

 

その著者がうまくいったとは言えない社会人生活を振り返って後悔した12のことを振り返った内容です。

 

著者の後悔の内容は、偏見かもしれませんが、京都大学の学生に良くある「周りにながされたくない、自分には自分の大事なものがあるんだ」という自意識の強さから来ている気がします。

 

かくいう自分も京都大学卒で、僭越かもしれませんが、この方の記載されている内容が感覚的に良く分かります。

 

一方で、12の後悔の一つ、

会社のカラーに染まりたくないなんて思わなければよかった

この当たりなどは、何のことを言っているのか分からない人には全く分からないのではにでしょうか。

自分自身の後悔を書き出してみた

後悔のない人生を送っている人がいるとすれば、失敗やうまくできなかったことを見つめ直し、次に活かした人だと思います。

そこで、自分自身の5年間の社会人生活の後悔を書き出してみました。

  • ダメな上司にコミュニケーションを閉ざさなければ良かった
    私は上司が自分より賢くない時、該当業務や業界に詳しくない時、コミュニケーションを閉ざし、露骨に嫌悪感を示しました。それは社会人3年目の半ば〜4年目にかけて、主に2人の上司に対してです。

    私がこのような態度を取ったとには、理由があります。私が現職の会社に入社した理由は、年功序列が嫌だったからです。合理的でないものが嫌いな自分は、年功序列の様な非合理的な仕組みを許せないだろうと考え、実力主義を謡う現職への入社を決めました。

    この様なバックグラウンドがあるため、いざ自分の上司が自分よりできない場合に、私は露骨に嫌悪感を示し、コミュニケーションを閉ざしました。
    コミュニケーションを閉ざしたとはいえ、当時の自分はグループマネージャーというマネージャー階級(普通の会社では課長)で、自分の担当領域に対しては数字を上げ、メンバーを育成し、チームビルディングを行い、しっかり仕事をしました。しかし、上司ときちんとコミュニケーションを取っていないので、評価は上がりません。また、この様な場合、上司は報復人事と思えるような評価を下してきます。

    この点において2つの意味で反省しています。まず、一つ目は上司を無視するという行為自体は自分の発言能力(コミュニケーションにおける伝達能力)の欠如であるということに気づいて早急に対応すべきであった、ということ。二つ目は、きちんと仕事をしたにも関わらず評価が上がらないということは想像していた異常にモチベーションを下げ、キャリアが下り坂になる危険性があるということです。1つ目の発言能力の欠如については、現在も学習と最適化を行っている状態で、ある程度結果が見えてきたらブログに詳細を執筆しようと思います。
  • 業界やビジネスファンクションについて、もっと勉強し続ければ良かった
    本を読むのが好きで、どちらかと言えば業務に関して勉強をしてきた方だと思います。しかし、中だるみの時期、勉強をせずに無為に過ごしている時間が無かったと言えば嘘になります。また、成果に結びつく、自分の今後のキャリアに役立つ勉強ばかりでも無かった様に思います。現在は勉強に非常に多くの時間を使っていますので、この密度での学習をもっと早く始めていれば良かったと思っています。
  • 英語の勉強は継続的に続ければ良かった
    学習の中でも語学は時間がかかるもので、英語の勉強はライティングや単語の学習など、時間がかかるものを継続して勉強を続けていつでも海外でのビジネスで勝負できるという状況にしておければ良かったと思っています。
  • 思考力や処理速度を上げるための訓練をもっと早く行っていれば良かった
    現在、思考力や処理速度を上げるための訓練に一定時間を費やしています。初めて少ししか立っていませんが、思考力や処理能力は上がってきた様に思います。思考力も筋トレと同じで高い負荷をかけないと上がりません。そして、業務は経験値が貯まると負荷は減少し、思考力や処理速度などのベースの部分の伸展は起こりづらくなってしまいます。そのような時期に思考力UPの訓練を積んでおけば良かったなと思っています。
  • リーダーシップ能力の開発をもっと意識すれば良かった
    キャリアを伸展させる上で最も重要なものはリーダーシップ能力だと思います。他社に働きかけること、何かを表現することこそが仕事であり、価値を生み出すからです。このことをもっと意識し、もっとリーダーシップについて学習したり、リーダーシップを発揮して事業を進めれば良かったと思っています。この点については、今後の課題だと思っています。
  • 自分の学んだことをブログなどでアウトプットし続ければ良かった
    これもこれからやるべきことですが、やはりブログは自分の思考の整理に最適だと思います。自分の考えたことを読み直して反復することは強化学習にもなります。
  • 時間をお金で買えば良かった
    世の中になんだかんだ言って、お金は溢れています。一番重要な資源は時間です。時間をお金で変えるなら、安いものだと思います。
  • 運動を定期的に行えば良かった
    上に近しいですが、時間をもっとも生み出すものは健全な心身です。健全な肉体への投資は長期的に重要です。