Y Combinatorの2016冬デモデイの紹介
Y Combinatorデモデイ
Y Combinatorの2016年冬デモデイがTechCrunchで紹介されていました
これまでのY combinatorはWebを中心としたアプリケーションのスタートアップに投資しているイメージでしたが、想像以上に医療系などの一般的なテクノロジー領域への支援を行っていました
これは、Y Combinatorが拡大し、これらの分野に対する専門家もアサインできるようになったことを示すようです
また、今回のピッチの特徴としては、各スタートアップともに収益の持続可能性を主張していたようです
これは、アメリカのVC界の景気動向もありますが、AirBnBやSlackなど初期から収益化できるサービスがユニコーン企業となっており、拡大するのに”大きく振りかぶる”ことが必ずしも必要でないこともあるかとおもいます
IOTに関するスタートアップ
IoTに関するスタートアップがいくつかありました
Focal Systems – スマート・ショッピングカート
iBeaconsより14倍正確で、20倍安いといわれる屋内測位システムを開発したそうです
このサービスを使えば、例えば、スーパーマーケットで適切な位置で適切な動画広告を流し、購買につなげることができるそうです
店舗の売上は10万ドル/月も増やすことができるそうです
広告の効果を上げるにはターゲティングをきちんとすることで、その流れがテレビ→雑誌→ネット→オフライン(位置情報)と来ています
QueueHop – 自分で支払いができる値札
衣料品点などでセルフチェックアウトが実現できるサービス
RFIDを用いたサービスで、うまくいけばショッピングの動線を大きく変えるとともに、従業員数を減らすコストカットに繋がりそう
また、世界から労働作業が減りますね
その他のスタートアップ
UnnyWorld– モバイル版のLeague Of Legends
Y Combinatiorでは珍しくゲームを扱っているスタートアップ
中国を始め、全世界で人気のMMO・Leage of Legendsをモバイル版にしたサービス
日本ではPCオンラインゲームをモバイルに移植した「剣と魔法のログレス」が売れているので、ゲームのクオリティ次第ですが、可能性はありそうです
制作年数は5年とモバイルゲームでは結構、時間をかけている方です
Prompt – チャットボット構築のためのプラットフォーム
日本でのLine,エンタープライズ領域でのSlackを始めチャットアプリケーションの興隆は著しく、このサービスはそんなチャットをすぐにアプリケーション内に導入できるサービスだ
Uber、Nest、Yelpなどで既に使われている様
Nestは2014年にGoogleに買収されたスマートホーム企業