考えるということ
「考える」ということは、意志せずに行うことができるものの、「より高いレベルで思考する」ことを思考した場合に、どうすればよいのか以外に難しいものです
考える=価値のある情報を生み出す、としたときに、どのように考えることができるかは、人それぞれ一家言あるところだと思います
私は、考えるということを以下の3つのステップに分けて考えています
そして、考える力を鍛えるという時に、そのステップごとに鍛え方というのは異なり、それぞれ別個に意識して鍛える必要があるものと考えます
考えるプロセス
- 【細分化】総体としてのモノゴトを意味のある区切りで細分化する
- 【判断】細分化した各要素の中で、何が重要なのかを決定する
- 【収集】見出した重要な要素が価値を発揮/増強できる外部要因を決定する
- 【統合】上記要素が現実性を持って実現できるように統合する
「細分化」する力の鍛え方
「考える」最初のステップの細分化は、経営コンサルタントに求められる能力の中でも特に重要なものです
これがないと、経営をどうするか?国家をどうするか?10年後はどうなっているか?といった抽象的なテーマの検討が全くできないからです
これらテーマを重要性を判断できるような適切な軸で切り分けていくのが経営コンサルタントとしての腕の見せ所です
鍛え方としては、できるだけ抽象的な問題に取り組む際に、どのような切り口があるのか?をできるだけたくさん挙げてみるのが良いでしょう
- 世界はどうすれば、平和になるか?/豊かになるか?
- 日本が国家として競争力をつけるには?
- 自分の会社はどうればもっと生産性をあげられるか?
- この商品はどうすればもっと売れるか?
- 自分はどうすればもっと幸せになれるか?
これらテーマを検討する切り口を考える訓練をすることで、様々な機会で応用できる細分化する力が身につくと思います