外資系OLの魅力を見た!
読みました。面白くて、深夜一気に読み切りました。
外資系OLずんずんは、三流大学→埼玉のブラック企業→外資系投資銀行→日系企業→シンガポールのIT企業という面白い経歴の方です。
外資系企業で見た様々な変わった人たちの時には壮絶な一面や、厳しい職場環境をユーモラスに綴っています。
ずんずんさんの本が面白いポイントを3つあげるとすれば、
1、開き直っている
この人はかなり開き直っています。
オープンマインドで、他人との間に変な壁を作らず、
まっすぐ物事を見て、自分の願望というフィルターを通さず人や社会を見ることができます。
2、他人のキャラクタライズ化がうまい
その開き直った余裕で、他人のことを良く観察しているのでしょう。
また、ある人の面白いポイントをうまく表現して、キャラクタライズするのがうまいです。
ゲームやアニメなどはキャラクタライズが命です。
人、自分を面白くキャラクタライズして売り出す技術は、かなり高度なビジネススキルですね。
3、ときどき熱い
そんな、ユーモラスなずんずんですが、ときどき熱いです。
その熱さは外資系企業の熾烈さと相まって、ゆるふわな一部日系企業では感じづらいものになっています。
・所属する外資系金融機関の最高責任者のスピーチから
そのおっさんがスピーチを始め、そしてその中で彼が言ったのです。
「学歴、資格、IQ、EQ、ロジカルシンキング。いろいろあるが、そんなものはくそくらえだ。本当にオフィスで働く人間に必要なものは、ヒューマンスキルだ!!」
共感呼応能力とでもいうべきこの能力がなければ、どんあに優秀であっても、この会社で働く資格はないと行ったのです。そして、「働け。未来のことは気にせず、今を働け」とも彼はいいました。
・40代で日系から外資系に転職された先輩の話し
「ずんずんちゃん。失敗を恐れてはいけないよ。会社はここだけじゃないんだ。
クビになっても、失敗しても、市にはしないよ。なんにでも思い切って飛び込むんだ。」不条理なことでクビになっても、会社が倒産しても、社会が変わっても、生き残る力を身につけよう。
そう私の考え方は変わったのです。リスクを取るなら、全力で走れ!
・年齢に関して
別に何歳までに〜しなきゃとか、自分で決める必要ないよね。
私のちょっと好きな話しですが、35歳で留学して、40歳で外資系の人材紹介会社でマネージャーをして、42歳で結婚・出産し、起業した女性がいます。
30歳過ぎて留学は遅すぎるとか、40歳過ぎて結婚はできていないとか、起業なんて無理だとか、否定することは簡単です。
自分のメリットを自分で設けず、何歳になっても頑張っていきたいですね!!!
・あとがきにて
はじめからクリアな未来が見えている人なんていません。
ただ、未来は向こうから歩いてきてはくれません。
自分が求める未来は、自分で作り上げなければいけません。
よく、日本人はシャイだと言われます。ですが、決して「挑戦」に対してシャイである必要はありません。
挑戦は、あなたを成長させてくれます。
そして、あなたが求める未来を作る手助けをしてくれます。