大前研一式の情報収集術
情報収集必要だよねー
人から言われた仕事をこなすだけでなく、自分から主体的に仕事を作っていく
ビジネスパーソンとして、当たり前の状態になるためにやるべきことの一つに情報収集があります
しかしながら、この情報収集。私は非常に苦手でした
本を読むのは好きなのですが、アップトゥーデイトの情報をキャッチし続けるには、どうすれば良いのか?
なかなかわからず、日経新聞を読んだり、雑誌を読んだりと試行錯誤をしていました
大前式情報収集術
そして、いろいろ情報収集に関する情報収集をした結果、大前研一が毎日行っているというweb情報収集術が最も有効だと思い、実施してみました。
情報収集の方法をまとめると、
かく言う私の場合、RSS(Rich Site Summary)で新聞や雑誌からキーワードで情報検索して、1週間で3500本の記事を読んでいる。かなりの時間的な投資が必要だが、それでも複数の新聞や雑誌を何十冊も斜め読みしていた時代と比べれば、はるかに時間投資は少なくて済む。
記事はもっぱらiPad miniで読む。まず広告を含めて画面全面に目を通して、今度は気になったものを記事別に読む。
[教えて大前先生] スマホで5億円稼ぐ「情報の取り方」 大前研一の日本のカラクリ:プレジデントオンライン
僕は朝5時に起き、毎朝4時間、情報の収集・整理にあてている。
情報収集のテーマは、年に1回設定している。今年は、「農業」とか「漁業権」なんてのもある。情報ソースは、一部の雑誌と朝日・日経新聞が中心。海外はヤフーとCNNの英語版を使っている。僕は、設定した検索ワードに当てはまるニュースをネット上で集めるソフトウエアを独自に作った。これで集める一日500件のニュースを毎日読む。気になるものはスタッフに1分くらいで読めるような短い原稿にまとめてもらい、最後に、日曜日の自分のテレビ番組で話す。だから、同じニュースが僕の場合、3回頭の中をかけめぐるわけだ。
大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール コミュニティー: 『大前研一の提言!大前研一流、世界経済を泳ぐ』
大前研一の習慣をまとめた、こちらも参考になります
やってみた
上記、大前式情報収集をFeedlyを用いてやってみました。
Feedlyでニュースをチェックし、気になったものをGoogle Docsのスプレッドシートに移し、自分なりのサマリやコメントを残しておく、という流れです。
まだまだ、登録するwebメディアの選定など試行錯誤中ですが、なかなか良い感じです。SmartNewsに変わる空き時間にチェックするメディアができたのも大きいです。
webで見れるので、ニュースをもとにアウトプットを作るのにも適していると思います。
著名人の情報収集といえば、ホリエモン式のひたすらニュースアプリを回遊する、というものもあります。私はニュースアプリより自分でカスタマイズしていけるこちらの方が気に入っています。
ただし、ニュースアプリを定期的にチェックして、面白いメディアを探すことは必要だとは思います。
今週のビジネス・ITニュース(2015年2月14日)
ビジネス全般
雑誌販売が危機的状況
・ネットメディアと動画コンテンツの充実により、雑誌は重くて、割高なコンテンツに。
・出版社は以下に今あるコンピテンシーを糧に、デジタル時代で新しいビジネスモデルを構築するかを模索する必要がある
http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35077597/
高校生の内定率90%で25年ぶりの水準
・「高校生に対する人材需要が高い製造業や小売業の採用が活発」
・少子化で働き手が減っている影響
http://www.asahi.com/articles/ASJ296HH9J29UTIL04R.html?ref=rss
電力自由化で緊急対応サービスに脚光
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160211/bsd1602111704001-n2.htm
ITビジネス
Appleがインドで直営店を開設準備
・iPhoneの売上が増加している稀な地域のインド ・現在のシェアは2%程度
http://japan.cnet.com/news/business/35077606/
VerizonがYahoo買収を検討
・AOLのCEOが検討担当者に ・モバイル事業の強化が目的か?
http://japan.cnet.com/news/business/35077580/
FacebookのFreeインターネットサービスがインドで禁止に
・アメリカの巨大IT企業による支配に各国での警戒が強まる
http://japan.cnet.com/news/service/35077572/
Twitterが決算を発表
・ユーザー数が減少
http://japan.cnet.com/news/business/35077722/
ITインダストリー(スタートアップ)
メドレーが医療機関のIT化を促進する「CLINICS」を開発
・医療業界のIT化の余地は大きい
http://japan.cnet.com/news/service/35077558/
新興国でのスマホ売上、OPPOが存在感を増す
・中国の端末メーカーOPPO
・ミドルエンド機をiPhoneより安く販売。
・途上国でのオフライン販売が功を奏す
http://japan.cnet.com/news/commentary/35077454/
オンデマンド学習サイトUdemyが200ドルのコース開設
・既に1000万人が学習
・自動翻訳技術が発展すれば、オンデマンド教育の様に言語の壁が高いジャンルも1プラットフォームに集約されていく可能性が高い
http://thebridge.jp/2016/02/udemy-courses-available-for-19-dollars-pickupnews
Wantedly、社内ツールの口コミサイトを作成
・一度見たら終わり感
・良いツールはエンジニアの口コミ含め、他のメディアでも十分伝わっている感
https://www.wantedly.com/company_tools
Slack絶好調、DAUは230万
・Slackが好調
・DAUは230万人
・年間売り上げは70億を超える
・BtoBを対象にしたITビジネスにはまだまだ大きな成長の余地がある
今週のビジネスニュース(2015年2月7日)
今週のビジネス、ITニュースをまとめました。
グローバル
インドネシアが国内ゲームディベロッパー育成のロードマップ作成
・東アジア地域でのゲーム人口は、スマホの普及により大きく増加するはず
・そのパイを内資が取るのか、外資が取るのか、は重要
・最初に体験したものの印象が強く残るので最初にシェアを奪うことが大事
インドネシア、地場ゲーム産業振興に着手 ロードマップ策定へ (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
テクノロジー(大企業)
ヤマト運輸がヤフオクと提携
・ヤフオクでの配送を容易にしつつ、ヤマト運輸はネット経由の配達の面を取りにいっている。
・ネット経由の配送を低コストが面を抑えに行くのが宅配業界に求められている
・今回はコンビニではなく、ヤマト運輸の集配局に持って行かなければならないが、いずれはコンビニを使用した配送網が確立するのではないか
「ヤフオク!」で新配送サービス「ヤフネコ!パック」--ヤマト運輸が連携 - CNET Japan
アイマス総合ディレクターがバンダイを退社
・オタクビジネスは儲かるが、儲かるからやるという魂胆では売れるものが作れない。
「アイマス」総合ディレクターの石原さん、バンダイナムコを退社 - ITmedia ニュース
アップルが独自番組の開発を検討
・アップルが独自の映像コンテンツを制作しようとしているとの噂が流れた
・Amazon、Netflixに続く流れで、質の高いコンテンツをIT企業が作れるようになった
・アップルはアップルTVがあるので、それと合わせた映像コンテンツのPF戦略を進める一貫か
アップル、独自番組の制作を計画中の可能性 - CNET Japan
アップルのCEOが今後の見通しは暗い発言
・アップルのCEOが過去最高益ながら、今後の見通しは暗いとの発言
・デバイスはコモディティ化するので、コモディティ化したデバイス上でのサブスクリプション型のビジネス展開を加速する と同時に、デバイスの価格を下げ始めてシェアを維持する
・VRやテレビ、車などで新しいデバイスを開発する、という流れが良いのではないでしょうか
アップルCEOがQ1決算発表で語ったこと--中国市場や仮想現実についての気になる6発言 - CNET Japan
AlphabetがAppleを抜き最も時価総額の高い企業に
・googleを擁するAlphabetが最も時価総額の高い企業になった
・コモディティ化するハードウェア企業と比べ、ソフトウェア企業はゲームチェンジャーな代替品が登場するまでは、プラットフォームであり続けられる
Googleの親会社、Alphabetが四半期決算公表―ついに世界最大の上場企業に | TechCrunch Japan
ガンホー決算営利22%減
・ガンホーが決算を発表
・QonQで広告費が1.5倍になったにも係わらず、売り上げは微減、営業利益は22%減
・この流れは止められず、今後下がり続けるでしょう
http://www.gungho.co.jp/ir/uploads/irk20160202_7.pdf
CCCのグループ会社も映像制作を始める
・最近、IT界隈で大流行りの映像制作
・CCCの場合は、実店舗というマテリアルな出口しか現在ないため、どこに出口(商品の置き場と収益を上げる点)をおくのかが鍵
CCCグループらが映像製作会社を設立--オリジナルコンテンツをレンタル、配信へ - CNET Japan
キングソフトの社内SNSサービスが人気
・1カウント300円から
・slackじゃダメなのか?と思うが、電話が使えたりSlackよりも密なコミュニケーションが取れるのかもしれない
・slackは今後も高速でサービスを改善してくるだろうから、どう差別化するか?
・SNSらしく、社外のメンバーとも交流できるようにし、差別化をはかる?
キングソフトの社内SNS「WowTalk」を大手企業が導入--佐川急便や亀田製菓 - CNET Japan
BICSIMの成長インタビュー
・顧客にニーズをいち早くキャッチ
・IIJとの密な連携 ・販売力のBICと技術力のIIJのコラボレーションが功を奏した
「BIC SIM」を始めた経緯、OCNを加えた理由は?――ビックカメラに聞く 格安SIM戦略 (1/2) - ITmedia Mobile
Google低所得者向けにインターネット回線を提供
・グーグルの収益源はインターネットを介した広告のクリックにより発生するためこの施策は全くグーグルの利益に反しない
・しかしながら、グーバル企業が社会インフラの構築に乗り出したことは感慨ぶかい
グーグル、低所得世帯に高速インターネットサービスを無料提供へ - CNET Japan
ゲームロフトとガンホーが提携
・ゲーム業界は国内外で顧客の嗜好性が全くと言って良いほど異なる
・国内は任天堂に代表されるようなアニメ調キャラクターゲーム、一本道RPGが主流。一方海外はリアルテイストのFPSが主流。
・情報をシェアすることで、投資の確度の意思決定もしやすい
ゲームロフトとガンホーが戦略的業務提携--スマホ向け新作ディズニーゲームを国内配信 - CNET Japan
テクノロジー(スタートアップ)
P2Pの空きスペースパーキングサービス
空きスペースを駐車スペースとして手軽に貸し出せるようになるサービス。
AirB&BやUberと同じようなユーザーが自分の資産(時間や土地)でビジネスを提供で着るようになるサービス。
遊休地活用の副業として広がるP2Pパーキングのビジネスモデル -JNEWS-
おーいお茶がIngressを用いたマーケティングを企画
・Ingressにどれくらいのユーザー数がいるのか?おーいお茶が狙うべきターゲットと合致しているのか?(Ingressは中年男性が多いイメージだが)
・Instagramの方が狙うべきターゲットが多いのではないか? 春にお出かけして、お茶を買いそうなイメージもある
伊藤園、「お~いお茶」2016年春期のマーケ施策続々--新たな「Ingress」コラボも - CNET Japan
What's Upのユーザー数が10億人を突破
・次の目標は、収益化
・ザッカーバグは今年中にWha's Up内で企業をフォーローできるようになると発言
・ユーザーからの課金ではなく、企業からの収益獲得を目指す
WhatsAppのMAUが10億人を突破、収益化の方向性は? - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
ドローン活用の模索が進む
・配達、監視、農業
・実証実験が全国各地で開始されている
ドローン活用元年、始まる。宅配、監視、防災まで広がる自治体の活用トレンド |ビジネス+IT
その他
アンチエイジングのすすめ
・肌の老化の9割は紫外線
・レチノールは最強の肌ケア用品
男性向けアンチエイジングの薦め シミを薄く、脱毛減らしつつ育毛 (2/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
ミニチュア枯山水
・ちょっと欲しい
英雄相容れず。大村益次郎と西郷隆盛
花神
長州藩出身の軍神・大村益次郎をテーマにした3巻からなる小説です。
この小説を読もうと思ったきっかけは、みなもの太郎の『風雲児たち・幕末編』に登場する大村益次郎(村田蔵六)があまりに興味深い人物だったからです。
合理的、実務的過ぎて、才能にあふれながら、人とうまくコミュニケーションが取れない様がギャグを交えつつ、面白く描かれています。
大村益次郎とは
幕末を彩る風雲児の間違く一人なのですが、人間性が質素過ぎてなかなかイメージの無い人です。実際、遊びという様なものはほとんどやらず、豆腐2丁を食べながら、酒を飲むのが楽しみだったそう。
そんな素朴な人間の才能を見抜き、長州藩に引き入れ、出世させた桂小五郎は大したものです。
大村益次郎の経歴は、長州藩の鋳銭司村(ずぜんじ)の町医者(要は庶民)出身で、医学を学ぶために洋学を始めたことで、彼の人生は町医者では終わらくなるのです。
長州藩士になる前は村田蔵六と名乗っており、大阪の適塾で緒方洪庵の下で蘭学を学び、その後は翻訳のスキルを変われ、幕府の洋書翻訳などの職にも付きます。
洋書により最先端の軍事を学んだ蔵六は桂小五郎に誘われ、長州藩に支えることになり、後長州藩の軍事責任者となり、第二次長州征伐で幕軍を退けます。
そのまま、新政府軍の軍事を司り、戊辰戦争に当たり、反革命軍を鎮圧し、維新を完成させます。
大村益次郎を大村益次郎足らしめているのは、その性格で、徹底的な合理主義者でした。この合理性が彼が軍人として、戦略を構築するのに役だったのでしょう。大村益次郎は戦争に負けることなく、人生を終えます。
大村益次郎と西郷隆盛
『花神』の中で印象的なのは、大村益次郎を西郷隆盛のことをずっとただのアホだと思い、放っておいたこと。さらに、維新後は、必ず西郷は反乱を起こすであろうと、その準備を周到にしておいた点です。
西郷は当時、維新の功労者として圧倒的なカリスマ性を誇っていたからです。
大村益次郎が西郷を評価しなかったのは、西郷が「義」で動き、人の「情」を常に観ていた人間だからでしょう。
大村益次郎の様な「知」で持って合理的に動く人間には、情という人間的なものは空虚なもので、透明で軽いものと認識されます。
「知・情・意」の割合が異なると、英雄相容れないものです。
英雄になるほど、飛び抜けた知や情や意思を持っているものなので、なおさら理解しあえないものになるのでしょう。
人生を楽しむということ
「学ぶ」こと
思うところがあって、昨年の中頃から「学習すること」に非常に大きな時間をかけるようになりました。
きかっけとしては、不遇な時期に安藤忠雄の
「35歳までに80歳分勉強しろ」
という言葉の影響でもあります。
当時、世界的な建築家でも35歳まで必死に勉強しいてるのに、云わんや自分はと思ったのでした。
そして、半年間、英語にビジネスにシステムに人物伝と様々な本を読むようになりました。速読教室にも通い始めました。
結果、TOEICの点数は半年間で750点くらいから885点と100点以上アップしました。
仕事でも上役から「賢い」とのお褒めの言葉を頂き、様々な業務で取り立ててもらえるようになりました。
これからも全力で、勉強、実践と学習を続けたいと思っています。
人生を楽しむこと
一方で、学習を続けるに当たり、「学習だけでは不十分である」という思いもわき上がってきました。
学習するだけでも、これまで考えていた以上に遠くまで行ける。
しかし、想像できないほど遠くに行くためには、もう一段階違うギアを入れる必要があると思ったのです。
きっかけとしては、年末に
- 自分の仕事を振り返り、コミュニケーション能力(人に働くきかえる力)が圧倒的に低いと思ったこと
- 若干、体調を崩し、余暇があるにも関わらず、勉強する時間を取れなかったこと
- 帰省し、家族と過ごすとう普段の仕事、勉強とは全く違う軸の有効な時間を過ごすことができたこと
が大きいと思います。
その結果、考えるようになったのが、今年は学習するだけでなく、
「人生を楽しむこと」を目標にしよう、ということでした。
学習することでは、体力は消耗し、人に働きかける力がつかず、また、全人的な人生の満足感を得られない、だとうろ思ったからです。
そして、人生を楽しむという行為には3つの軸がある、と思いました。
- 仕事
- スポーツ
- コミュニケーション
仕事というのは、そのまま日々の仕事で貢献と自己表現を追求することである。新しい世界に挑戦することです。
スポーツというのは、身体を鍛えること、球技などのスポーツ、さらに、冒険というアクティビティという意味で、旅行や登山も含みます。
コミュニケーションは、家族との関係、恋愛やセックス、交友関係、職場の人との日々の雑談も含めます。
これらを精一杯楽しむことを目標に生きるべきである、と思い合ったのです。
そして、学習とはそもそも、上記3つを楽しむためにすべきである、ということです。
ということで、早速、テニススクールに通い始めました。
明治神宮内にあるテニススクールですが、1回目のレッスンを今週末受けましたが非常に楽しかったです。
また、友人とコミュニケーションを取る機会も増やしました。
職場での業務と関係の無いコミュニケーションも増やして行こうと考えています。
学習する習慣は去年下期で身に付いたはずなので、今年の上半期はそれを維持した上で「楽しいことをする」というギアを入れていきたいと思います。
人生観変わる幕末マンガ「風雲児たち」
傑作幕末マンガ
「風雲児たち」というマンガをご存知でしょうか。
この冬に一気呵成に読み切りました。
「風雲児たち」は幕末編と合わせて、現在刊行されているだけで18巻+26巻=44巻あります。
このマンガは、そもそも幕末を描くはずだったのですが、幕末を理解するためには、関ヶ原での薩長土の負けっぷりと、その後の徳川家康が始めた、江戸幕府の政治史を理解しなければいけない。ということで、幕末編ではない方で、幕末までの江戸時代が描かれます。
この幕末までの江戸時代でも相当に濃い興味深い人物が多々でてきます。
良いリーダーとはどのような人物か?
このマンガ読んで改めて感じましたが、歴史を学ぶ意義、
それは「良いリーダーとは、どのような人物か」という点です。
歴史上に出てくる名君は何をしたか、それはどのような考えから来たのか?
逆に、ダメな為政者は何故、歴史から悪政と判断されているのか?
このようなことを歴史を学ぶことで理解し、リーダーシップについて考えることができます。
また、歴史は必ず点と点が線で結びついて時間が進みます。
この点と点の結びつきを理解することで、因果関係を読み解けるようになります。
風雲児たち前半で出てきたリーダー
「風雲児たち」前半で出て来た興味深いリーダーです。
幕末編では、吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作、大村益次郎、島津成彬、大久保利通、西郷隆盛、坂本龍馬らおなじみに幕末志士が登場します。
このマンガの影響で、司馬遼太郎の本を再び読むようになりました。
学ぶということ。2015年、今年一番変化したこと。
「学習する」という習慣
去年と比較して、今年何が一番変わったか?と問うた時に、「学習する」ということについて真剣に考え、実践するようになった、ことがあります。
その経緯を影響を受けた書籍とともに記そうと思います。
「学習する」というのは、具体的には、
- 主に書籍を通じて、自分に必要な情報を積極的に吸収すること
- 今の職務において、必要な能力、自分の在り方を考えて課題を克服しようとすること
これまでも決して怠って来たわけではなく、社会人の中では割りかし意識している方だったかもしれません。
また、大学生時代は本を読むのが大好きで、かたっぱしから様々な知識を吸収していました。
「学習」を意識したきっかけは何か?
私が社会人5年目になり、再び読書やら学習やらにのめり込むことになったのは、一つの挫折体験からでした。
端から見ると挫折経験というほどのものではありませんが、世間一般でいう課長職を遂行し、チームメンバーやサービスに対しては積極的に働きかけたのですが、当時の上司と反りが合わず、自分が納得する様な評価も得られず、仕事に楽しみを感じられず、惨めな日々を過ごしていました。
上司と反りが合わなかった理由は、上司が自分よりも担当する事業領域やヒューマンマネジメントに対する能力が劣っていると感じたためで、年功序列が嫌で現職に就職した私にとってはそれは非常に不愉快なものでした。
そんな惨めな思い出生活をしていたある日、家の中に昔買っておいた本をたまたま読み始めることになりました。それは、よくある功をなした人のインタビュー集で、その中の建築家の安藤忠雄のメッセージが深く心に刺さりました。
35歳までに必死で80歳分までの勉強を
30歳の私はこの言葉が深く心に刺さりました。
世界的な建築家が35歳までに必死に勉強しているなかで、自分は30歳で「上司がバカだ」とか何を分かっている気になっているんだろう、と。
「そう、勉強しなければならない」
それからは書籍を積極的に読むようになりました。
そして、書籍を読めば読むよほど、さらに学習の必要性を感じ、学習への熱意が加速するのです。
「限界はあなたの頭の中にしかない」
そんな中であったこの本は、アメリカのマーケティング・コンサルタントのジェイ・エイブラハムが、無一文の高卒時代からビジネスの世界で成り上がるまでの過程が真摯に綴られています。
ジェイ・エイブラハムはどんな状況でも、観察と学習することを選択し、自身の能力を高め、自分の置かれた環境を変えてきました。
この書籍により、自分の置かれた環境を、学習することによっていかに変えていくかが重要である、ことを学びました。
ダサい上司を憎むのではなく、そんな人間がいる環境にしかいることができない自分を憎むのです。
「環境を変えるために、学習しなければならない」のです。
学習するジャンルを決める
それからはますます、「学習する」ということについて考えるようになりました。
まずは、学習するジャンルを決めることにしました。時間が限られた社会人にとっては、何を学ぶのかが重要だからです。
学習するジャンルは以下の3つにしました。
- 英語
- ビジネス知識(特に経営戦略、マーケティング)
- 在り方、人格
英語の学習をするのは、今後、ますます英語ができるかできないかで自分のいれる場所、可能性が変わると考えるからです。これは、説明が不要だと思います。
ビジネス知識、特に経営戦略、マーケティングを学ぶのはそれが最もビジネス活動にとって上流で、それらを知ることにより全体感を把握できること、そして、他人にコントロールされづらくなるためです。また、いつか自分でビジネスを所有したいという目標の役に立つだろうと思うからです。
「在り方、人格を学ぶ」というのは、具体的には大きな事業を起こした経営者、政治家の自伝を読み、どのような考え方を持っていたのか?どのような行動を起こしたのか?を学ぶということです。これは前出のジェイ・エイブラハムの書籍に記載されていたことです。
「継続すること」に一番焦点を絞る
学習は継続することを焦点に当てます。これは、もう一冊の学習に関して影響を受けた書籍、「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法 」という本から影響を受けました。
「成功するための秘訣はただ1つ。成功するまでやることだ」
特に英語などは、一長一短で身につくものでもないので、この考え方は重要だと思います。毎日続けられる量をトレーニングとして課し、日々学習しています。
学習することの効能
学習することによって、何が一番変わったか?
それは、アウトプットの機会を求めるようになったことです。仕事に対して消極的な気持ちだったものが、積極的な気持ちに変わってきたのです。
学習して自分のできることが増えることで、もっと表現したい、という気持ちになります。
具体的な知識やスキルの積み上げ以上に、このことが最も重要なのではないかと思います。
学べ、学べ、学べ。とにかく学べ。
学ばないと話にならない。それが私の実感だ。